かば旦那(@kaba_danna)です。
誰かの言葉で、自分の考え方や生き方が変わったなと思う経験はありませんか?
また、結婚式などでスピーチを頼まれたりしたときは
いいスピーチをしたいなと思いませんか。
しかし、どんなにいいことを言ったとしても、
上手く伝えないと聞き手の心には響きません。
今回はスピーチライターという職業にフォーカスした小説
「本日は、お日柄もよく」原田マハ著の紹介です。
本書は言葉の力により、登場人物が一歩踏み出していく物語が描かれています。
この本読むことで、何か一歩踏み出したいと思っている方は
一歩踏み出す勇気をもらえると思います。
小説としても面白いけど、挑戦するエネルギーももらえる
スピーチの極意十箇条とは
本書では、冒頭にスピーチの極意十箇条が書かれています。
なかなかいきなりは難しいかもしれませんが、
マスターできればとても聞き手を魅了できるものになるのではないかと思います。
スピーチの極意 十箇条
- スピーチの目指すところを明確にすること
- エピソード、具体例を盛り込んだ原稿を作り、全文暗記すること
- ちからを抜き、心静かに平常心で臨むこと
- タイムキーパーを立てること
- トップバッターとして登場するのは極力避けること
- 聴衆が静かになるのを待って始めること
- しっかりと前を向き、右左を向いて、会場全体を見渡しながら語りかけること
- 言葉はゆっくり、声は腹から出すこと
- 導入部は静かに、徐々に乗り上げ、感動的に締めくくること
- 最後まで、決して泣かないこと
「本日は、お日柄もよく」原田マハ著
本書の構成
本書は主人公の二ノ宮こと葉が幼馴染の結婚式で出会ったスピーチに感動し、
スピーチライターになる物語です。
本書の構成
- スピーチとの出会い~幼馴染の結婚式~
- スピーチの魅力に引き込まれる~友人の結婚式~
- スピーチが生み出す力~幼馴染の出馬~
- そして。。。
スピーチ以外の部分も読みごたえたっぷり
主人公である二ノ宮こと葉がスピーチに出会い、魅了され、
安定したお気楽な会社員をやめ、自身もスピーチライターの道を目指していきます。
その中では、感動的なスピーチがいくつも出てきます。
そのスピーチの裏側にある人の関わりあいであったり、
何気ない言葉や主人公であること葉がスピーチライターという職業に向かいあう葛藤など、
登場人物に関わる素敵な描写が多く描かれています。
読み始め30ページで涙腺崩壊しました
また、本書はしっかりとスピーチライターという職業にフォーカスし、
スピーチライターという職業の難しさ、やりがい、魅力を引き出しています。
素敵なスピーチというと派手で、華やかで、力強い印象があるかもしれません。
その裏には”会社団体の研究”、”スピーカーの研究”、”スピーチをするイベントの研究”など
多くのスピーチ作成者が素敵なスピーチを作り上げるための要素がしっかりと書かれています。
あなたは誰にどんな言葉を送りたいですか
この本を読むと、大切な人に素敵な言葉を送りたくなるかもしれません。
大切な人に普段伝えられていない感謝の気持ちや応援の気持ちなど、
皆さんが心の中に秘めている思いはありませんか。
もし、そのような思いがあるなら、伝えてみてはいかがでしょうか。
別にスピーチのような大舞台がなくても、
心を込めて、しっかりと伝えるということは大事なことです。
恥ずかしさや気まずさのようなものもあるかもしれませんが、
伝えることで、変わる未来はあると思います。
大切な人に自分が思っていることを伝えてみましょう。
『本日は、お日柄もよく』のまとめ
今回は『本日は、お日柄もよく』原田マハ著について紹介しました。
本日は、お日柄もよく (徳間文庫) [ 原田マハ ]本書は何かを始めたいという人はぜひ読んでみてほしいと思います。
また、そうではないという方もこの本を読むと
たくさんのエネルギーをもらうことができると思います。
ではでは。。。
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